飛翔する姿が「空の女王」と称されるほど優雅なスカイスポーツ、グライダー。エンジンを装備していなくても、高度が10mあれば300~500mは前進が可能で、上昇気流を捕らえることで高度を稼ぎ、さらに遠く高く飛翔することができます。エンジン付き飛行機とはまったく違う風を切る飛行機・・・それがグライダーです。また、エンジン付きのグライダー(モーターグライダー)もあります。
最近は山岳波(山で発生する上昇気流)を使って、空高く上昇し長い距離を飛行して楽しまれています。パイロットの中には1,000kmもの長距離(およそ東京から直線で鹿児島までの距離)を飛行する人もいます。
モーターグライダーはプロペラ動力を持つグライダーです。自家用飛行機と同じように、各地を観光飛行したりして楽しまれています。最近はプロペラ動力を止めてから、グライダーと同様に長く空を飛行できるものもあります。
グライダーはエンジンを持たないので、離陸は飛行機やウインチで上空まで曳航してもらいます。その後は上昇気流(サーマル)を捕まえて旋回しながら高く上昇し、そこから遠くの距離まで滑空します。1000km以上(東京から鹿児島あたりまで)の距離を飛行するパイロットもいます。
どこでみられるの?
日本各地の滑空場(約50ヵ所 : 詳細は日本滑空協会のホームページで確認できます)で見られます。毎年春先に千葉県関宿町や群馬県板倉町、埼玉県沼妻町の滑空場などで、日本選手権などの競技会が開催されています。
費用はどのくらい?
国内のグライダークラブで操縦ライセンスを取得し、国内のクラブで飛行する場合。
○ライセンス取得 : 60~100万程度
○クラブに所属する入会金・年会費など : 10~15万円程度
○週末に飛行する費用 :
・グライダー : 7000~1万円程度/30分
・モーターグライダー : 1万5000~3万円程度/1時間
(社)日本滑空協会
TEL : 03-3519-8074 FAX : 03-3519-8075
E-mail : jsa@japan-soaring.org
URL : http://www.japan-soaring.or.jp/